『ゲーム・オブ・スローンズ』讃

映画というかTVシリーズですが。
先月からhuluで見始めてどハマりしてしまったわけである。昨日からシーズン5の配信が始まったのだけど、ちょうどその日にシーズン4までを見終えたので、5にとりかかる前にとりいそぎこれまでの感想をまとめてみる。

いやもうスケールはでかいしそれに見合ったお金はかかってるし残酷すぎて青少年の視聴は推奨されないし、ただただ圧倒されるばかり。私はこれ見て初めて、ああ中世ってほんとにこんな世界だったのかもね、と実感しました。そりゃマキャベリも『君主論』書くっちゅうねん(←ほんとにそうなのか知らんけど)。ようするに、権力の移譲のシステムがきちんと整備されておらず、家系の正当性と宗教的な権威と現実の暴力のあいだの危ういバランスをとりながら、なんとかかんとか政治的権力を運営していたってことだよね。もう民としては怖くてしょうがないよなあこんな世界。民主主義の世の中でよかった……。それにしても、復讐は憎しみの連鎖しか産みませんホント。

多分これはこっちが日本刀のチャンバラしか見慣れてないせいもあるのだろうと思うのだけど、エクスカリバーみたいな西洋のでかい剣をブンブン振り回す戦闘シーンは超怖い。んで容赦なく腹突き刺すわ喉かっ切るわ首落とすわ、手首を斬り落とされたりね(イテテテテ)いい年して手で顔覆って指の間から見てますよ。先日はこれ見たあとにNHKの『真田丸』見ちゃって、いや比べるものじゃないのはわかってるけど、ごめん、徳川が上田城に攻めてくる回はドリフのコントにしか見えなかったっす。

お話の方は、シーズン3の中盤あたりくらいでだいぶイイモンとワルモンが整理されてきたので、たぶん長男が北の王、ドラゴンの母が玉座ってあたりでまるくおさまるんでしょ? とナメて見てたので、その後の怒涛の展開に衝撃をうけたり、イヤーな予感に怯えたりしているのである。またあの「鉄の民」方面のなんたらさん*1をめぐる展開は非常に胸糞悪くて、もう見たくない。見るけど。

スケールのでかい・登場人物も多いこの話、実はきちんと細部までわかって見ているわけではなくあとでwikipediaのあらすじを読んで「そうだったのかー」とか思ってたりするのだけど(情けない)、これだけややこしい話をナレーションなし字幕なし(異言語の訳を除く)で徹底しているのは流石である。実際最近の日本のTVドラマはナレーションと字幕に頼りすぎであって、メインキャストの役名くらい台詞で巧く観客に覚えさせられなくてどうすんだと常々感じている。このあたり、そのうちきちんと書きたいと思っています。

というわけでおもむろにシーズン5の視聴にとりかかることにする。次に感想を書くとき私はどんな顔をしているでしょう?

*1:一応ネタバレに配慮しているツモリ